馬渡島出身で博多織伝統工芸士の木村佐次男さんが、西日本新聞(2018年11月1日)の「未来を織る」のコーナーで紹介されていました。
木村さんは15歳で馬渡島を出てから67年間、博多織を織り続けてきました。
近代博多織の盛衰に翻弄され続けてきましたが、傘寿を超えても新商品開発の意欲は衰えていません。
現在は波型にうねった織り目に柄を入れた独特の帯作りに打ち込んでおられます。
このコーナーでは「ストラの奇跡」が紹介されていますが、「もうけなくても腹を立てず、良い物を作り続ければ奇跡は起こる」とと述べています。
この言葉は未来を織る後輩たちとともに馬渡島で暮らす人々へのエールでもあると思いました。